広根良子 銅版画展 - ちいさな永遠 -

広根良子 銅版画展 - ちいさな永遠 -
小学校の頃、学校の屋上でボール遊びをしていて高く投げ上げられたボールが 青空に吸いこまれていくようだったこと、そしてそれを見上げている自分も ボールと一緒に吸いこまれるようで すくんだこと、授業中に窓から見える遠くの屋根が、陽に輝いているのを見て気が遠くなるようだったこと、毎年同じように生け垣に惜しげもなく咲きこぼれる 銅色のバラ、初めて会ったのに、あんたのこと知ってるよとでもいうような犬のまなざし、青空も陽光もバラも犬のまなざしも 私がいなくなってもあり続ける。この世につかの間在るためには月桂樹でいることもできるのに 人間でいる訳は、それらを感受して表現するため、という ハルケの詩の意味がやっとわかりかけてきた ここ数年 制作してきた 色刷り 銅版画 20点程の展示です。
日程:2018年2月26日(月曜日)~3月4日(日曜日)
時間:11時 ~18時(※初日12時から/最終日17時まで)
会場:銀座幸伸ギャラリー2階 / 地図









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